ーもっと、良いコミュニティを作りたい・・・

リーダーというポジションを経験すれば、
必ずどこかのタイミングでそう考える時がくるはず。


俺自身が、
初めてリーダー的ポジションを担ったのは、
小学校の時に野球チームでキャプテンだった時だ。

そして、その時は正直、
良いチームを作れなかったと思うし、
けっこう皆んなバラバラだったから、

「キャプテンなんてもうこりごりだ!」

っていう風に思った。



そして、それから時が経ち・・・


自分でビジネスをやり、
企画や講座を開くようになってから、
再度この、
「コミュニティ運営」と向き合う事になった。


そこで、
思ったりしたのは、

「どうやったら、
 人が勝手に育つようなコミュニティを作れるか」


ということ。


そして、それを
うまくやっていく為の方法を勉強したり、
実際にいろいろなコミュニティに参加したり、
あるいは自分でコミュニティを運営したりして、

「どうやら、
 コミュニティには発達の段階がありそうだ」


という事が分かってきたので、
今回はそれをシェアしていこうと思う。


今、
コミュニティでリーダーをやっている人は、

「どうすれば自分は良いコミュニティを作れるか」

の、きっかけやコツを掴めるかもしれないし、


今、
何かのコミュニティ参加者している人は、

「自分はどういうコミュニティに入るべきで、
 コミュニティの中でどうすれば自分が成長できるか」


の、きっかけやコツを掴めるかもしれないから、

「自分や自分のコミュニティはどうだろうか?」
という視点で見ていると、
新しい気づきがあるかもしれない。


それでは、
前置きが長くなったけど、さっそく本題へいこう。

1.コミュニティ発達の5段階

さっきも言ったけど、

色んな本などで学んだり、
実際にコミュニティに参加したり、
実際に自分自身でも運営してきて思うのは、

「コミュニティには
 ”発達レベル”があり、
 それは段階的に成長していく」


ということだ。


そしてそれは、
「5段階くらいあるな」と感じていて、
図で表すとこんな感じだ。

comleve
詳しくは、
以下より説明していこう。

あなたが作っているコミュニティや、
所属しているコミュニティは、
果たしてどの段階に当てはまるだろうか?

レベル1.組織崩壊状態

まず、一番段階として低いのは、
「組織崩壊状態」のコミュニティだ。


これはメンバーそれぞれが、
完全に分断されたり、
バラバラになっていたりとかがそうで、

「一応所属していたり、
 名目上は存在するけど、機能は全然果たせてない」


という状態のコミュニティこと。


たとえば、
家族というコミュニティだったら、

「血は繋がっているかもしれないけど、
 親(または子)と縁が切れていて疎遠」


とか。


部活動だったり、サークルだったら、

「一応、○○部、××サークルで、
 部員名簿に何人か名前はあるけど、
 活動らしい活動は殆どしていない」


とか。


会社だったら、

「経営者や役員と社員が完全バラバラで、
 今にも潰れるのが目に見えてる」


とか。


ネットビジネスだったら、

「人を集めるだけ集めたけど、
 集めてからこれといって活動してない」


とか。笑


そういう感じの状態のことだ。



これは、
「最初はレベル1からスタート」
というよりは、

次のレベル2の状態が悪くなって、
このレベル1の状態に成り下がる、

というイメージ。


イメージしやすくする為にも、
レベル2に話を進めていこう。

レベル2.自己中心的状態

レベル2は、
「自己中心的状態」だ。


たとえばこれは、
コミュニティの雰囲気全体が、

「自分が何かを得る為”だけ”に、
 そのコミュニティに参加している」


という感じ。


たとえば、
会社とかだったら、

「自分が給料を得るためだけに働く」

みたいな雰囲気が蔓延している感じ。


リーダーはリーダーで、

「社員は会社を大きくするための道具」

みたいな感覚だったりとか。


それぞれが自己中心的で、
自分の欲求を満たす為だけに、
集まってるようなコミュニティの状態。



ネットビジネスとかだったら、
リーダーは参加者を、

「自分の利益を上げる為のモノ」

とだけ考えてたりとか、


参加者は参加者で
リーダーのことを、

「自分の願望を叶えてくれるモノ」

みたいな感じ。


だから、悪いエネルギーも生まれやすいし、
(悪い口コミ、内部告発、酷いと集団訴訟とか)
「与える」よりも「奪う」という感覚の人が多いから、

そういうコミュニティに所属していると、
たしかに会社だったら給料を貰えたりとか、
講座だったら勉強にはなってるかもしれないけど
「あぁ〜疲れた」という感じになったりとかする。


そして、
これらの悪いエネルギーが溜まりすぎると、
問題が勃発したりしてレベル1になってしまう。


そしてそして、
「じゃあ、どうすれば次のレベルにいけるか?」というと、
「自己中心的思考から抜け出す」という必要がある。


これはつまり、
「リーダーは参加者の立場になってよく考える」
「参加者はリーダーの立場になってよく考える」

ということでもあるし、
そう考えさせる”キッカケ”を頻繁に作るのもそう。


たとえば、会社だったらそれは、
社員と頻繁に意見交換をする機会を設けたり、
「意見箱」を設置するとかもそうだろうし、


「リーダーが全部を決める」のではなく、
「プロジェクトのリーダーを交代制にしてみる」

とかもそうだろう。


勉強会のコミュニティとかだったら、
リーダーが全部、会場を決めたり、
司会をやったり、セミナーをやったりとかじゃなくて、

参加者の人に交代で
そういうのを少しずつ任せてみる、
とか。


そうすることでたとえば、

「最近、リーダーばっかりだったから、
 この視点は完全に忘れていた。
 今までは、完全に自分勝手だったな・・・」

とか。

「うわ、リーダーってこんなに大変なんだ。
 参加者で自己中心的な人いたら嫌だし、
 逆に協力してくれる人って有り難いんだな」

とか。

お互い色々見えてくるものがあり、
コミュニティとして成長する事ができる。

レベル3.依存的状態

そして、そうやって、
「他者の視点」を獲得したコミュニティは
さらにレベルを上げる事ができる。


じゃあ、
次の段階は何かというと、
「依存的状態」だ。


これはたとえば、

「リーダーがいったからこうする!」

みたいに、
コミュニティ内での行動や意思決定を
”無自覚な状態”で他人に委ねてしまう状態だ。


そしてこれは、
”無自覚な状態"っていうのがポイントで、

実際にそうやっている本人としては、
「これは自分が決めた事なんだ」みたいに、
「コミュニティの意見=自分の意見」のように、
同一化してしまっている状態でもある。


だから、
”宗教っぽい”感じになったりとか、

「確かに言われた事は
 しっかりできる人が多いけど
 イマイチ創造性がないよね」


みたいな感じが、
この状態レベルのコミュニティ。


そしてこれは、
「リーダーがそうさせてる」ってケースが非常に多くて、
これは優秀で力があるリーダーもそう。


なぜなら、
コミュニティに創造性を育んでもらうには、

まず、
期待じゃなくて信頼ベース
メンバーと接する必要があるし、

ただ答えを与えるだけじゃなくて、
「どうしてその答えになるのか?」みたいに、
創造性を引き出す問いが肝心になってくるからだ。


よく、

「言われたことはきっちり
 出来る人が多いんですけど、
 なかなか自分から何か新しいことを
 生み出そうとしないんですよ・・・」


みたいに嘆くリーダーがいるけど、
それはけっこう
”自分自身のせい”だったりするってこと。


だから、
ただ答えを教えるだけではなく、
「なぜ、その答えになるのか?」
しっかりとメンバーに考えてもらうような工夫。

これを習慣づければ、
次のレベルにいくことが可能になってくる。

レベル4.自己主導的状態

じゃあ、
次の段階は何かというと、
「自己主導的状態」だ。


これは、
メンバーそれぞれが自分の価値観だったり、
意思決定の基準を持っているような感じで、
とても自立ができているコミュニティとも言えるだろう。


ちなみに、
レベル2の「自己中心的状態」と何が違うのかというと、

レベル2の場合は、
「このコミュニティは自分の都合を良くする為のモノ」
みたいな雰囲気で、

レベル4の場合は、
「みんなの価値観と私の価値観は違ってても構わない」
みたいな雰囲気。


だから、
「各々が自分の欲求を満たす」がレベル2で、
「各々が自尊心に従う」のがレベル4という感じだ。



そして、
このレベルの問題点は、

「力はそれぞれあるけど、
 他人に対して非協力的になりがち」


という感じで、


もっと具体的に言えば、

「自分の価値観に
 合わないメンバーとは、
 あまり関わる価値がないよね」

みたいな空気感。


だから、

確かに凄い結果は出てるし、
クリエイティブでもあるけど、
「コミュニティ内で派閥が生まれる」
とかは大いにあり得るし、

「自分の価値観に捉われすぎて、
 新しいイノベーションを起こせずに、 
 成長が止まってしまう」


ということも大いにあり得る。


じゃあ、
どうすれば良いかというと、
「自分の力をいかに発揮できるか」
というパラダイムを”卒業”する事が必要で、

その為には、
「自分を客観的に評価してもらう機会」
をコミュニティ内で設けるのが重要だ。


たとえばそれは、
他のコミュニティメンバーから
フィードバックを積極的に貰ったりして、

「自分だけで考えた意見よりも、
 他のメンバーからの
 意見を貰うことでさらに、
 自分の意見が磨かれる!」


という感覚を得てもらう。


つまり、

「自分の成長には、
 自分だけの力には限界があり、
 他のメンバーの存在が必要不可欠なんだ!」


という感覚を、
腑に落として貰う必要があるということ。


そうすると、
いよいよレベル5へと進める。

レベル5.相互成長的状態

レベル5は、
「相互成長的状態」であり、
コミュニティの雰囲気全体が、

「自分は別に正しくないし、
 他のメンバーの意見を
 聞くことでさらに深まるから、
 積極的に関わって協力していこう」


みたいな感じで、
”外に開けている”ようなイメージだ。


共通意識として、

「他人の力を借りることで、
 自分は大いに成長できる」


という風なものがあるし、

「自分が大きく成長するには、
 まず他人に与えることが必要だ」


という風なものもある。


さらに言えば、
「他人の成長」=「自分の成長」みたいな感じで、
自分と他人の境界線が曖昧になっていくから、

積極的かつ、自発的に、
「他人の為に何かやろう」って思えて、
エネルギー循環がドンドン起きて、
新しいイノベーションが起きやすくなる。



そして、
こういうコミュニティはエネルギーが高いから、
所属しているだけで温かい気持ちになったりとか、

このコミュニティで活動していると、
ヒラメキが生まれやすかったり、
才能が発揮されやすかったりなど、
良い”土壌”としてメンバーを成長させてくれる。

最後に.リーダーの意識が最重要

いかがでしたか?

comleve
ちなみに、
この記事を書くにあたって、
なぜ人と組織は変われないのか
の”発達心理学”とか、
なぜ部下とうまくいかないのか
に書かれている
”成人以降の知性の発達理論”はかなり勉強になったので、
コーチングとかに興味のある人は一度読んでみると良いかも。



そして、

このコミュニティレベルを上げる為には、
メンバーそれぞれの意識もそうだけど、
何よりも大事なのはリーダーの意識だ。


なぜなら、
「リーダーの意識がどのレベルか」で、
そのコミュニティの
”発達の限界点”みたいなのが決まるから。


特にいつも言ってる、
「期待」じゃなくて「信頼」で接する、
というのは重要なので、
他人には一切、期待しない。なぜ?」は必ず読んでおこう。
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